Apple製品をペイディで購入するのは便利ですが、支払いを滞納すると予想以上のリスクが伴います。
本記事では、滞納がもたらす具体的なリスクとその対処法について、専門的な知識と具体例を交えて解説します。
Apple製品購入者に向けて、滞納を防ぐための重要なポイントと、万が一滞納が発生した場合の対応策を詳しく説明します。
ペイディApple専用枠とは?滞納しなければお得な決済方法
ペイディは、日本国内で広く利用されている後払い決済サービスです。
クレジットカードを持っていなくても商品を購入できるため、多くの人にとって便利ですが、その利便性の裏にはリスクも潜んでいます。
特に、Apple製品のような高額商品を購入した際に支払いが滞納すると、大きな影響が発生します。
ペイディApple専用枠の基本的な仕組み
ペイディApple専用枠は、Apple製品を購入する際に利用できる後払いサービスです。
購入時に即座に支払いを行う必要はなく、代金は翌月27日に一括で請求されます。
また、ペイディでは分割払いを選択することも可能で、利用金額によって3回、6回、12回などに分割して支払うことができます。
またペイディには通常枠とは別にApple専用枠というものが用意されています。
ペイディApple専用枠では24回、36回払いという長期的な分割払いを選択することが可能です。
利用条件 | 選択できる支払方法 |
---|---|
3,000円~ | 3回 |
6,000円~ | 3・6回 |
12,000円~ | 3・6・12回 |
ペイディApple専用枠 | 3・6・12・24・36回 |
高額なApple製品を購入する際に便利な決済方法ですが、支払いを滞納するとペナルティが発生するため、期限内に支払いを済ませることをおすすめします。
ペイディApple専用枠は支払いを滞納しなければ便利でお得な決済方法!
ぺイディのメリットとデメリットを以下の表にまとめてみました。
メリット | デメリット |
---|---|
分割手数料が不要 | 振込を遅延すると損害金が発生 |
審査がないので手軽に利用可 | 自己管理能力が必要 |
ペイディは、クレジットカード不要で審査なしに利用でき、分割払いにしても手数料がかからない点が大きなメリットです。
このようにペイディは便利でお得な点が多くあるのですが、その一方で注意する点もあります。
振込方法によっては手数料がかかったり、支払い期日に間に合わず滞納してしまうと遅延損害金が発生してしまいます。
ペイディをお得に利用するには支払いをしっかり自己管理する能力が求められます。
ペイディは、手軽でお得な決済手段ですが、振込期日に間に合わなかったときはペナルティを課されます
ペイディのデメリットについて詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。
ペイディApple専用で分割払いする4つのメリット・デメリットを徹底解説
ペイディApple専用枠を滞納したときの流れ
ペイディでの滞納は、軽視できないリスクを伴います。
ここでは、滞納が発生した際の具体的な流れと、それに伴うリスクについて詳しく説明します。
ペイディApple専用枠を滞納したときの流れ
ペイディの支払いは滞納期間ごとにペナルティが重くなるので注意が必要です。
滞納期間ごとにペナルティを表にまとめてみましたので参考にしてください。
滞納期間ごとのペナルティ | ||
---|---|---|
1日~ | 利用停止、コンビニ払いや銀行振込に限定、遅延損害金発生(年利14.6%) | |
30日~ | 電話やハガキでの督促開始、債権回収会社からの取り立て | |
60日~ | 購入品の引き上げ、残債の一括請求、強制退会のリスク | |
90日以上~ | 信用情報機関への登録、ブラックリスト入り、法的措置や差し押さえのリスク |
それではペイディを滞納したら、どうなるのか詳しく見ていきましょう
ペイディの支払いが1日遅れると、新規の利用ができなくなります。
この段階で、支払い方法はコンビニ払いや銀行振込に限られます。
支払い督促は主にメールやSMSで行われます。
そして、1日ごとに遅延損害金が請求されます。
1カ月以内に支払いが行われない場合、ペイディからの電話やハガキでの督促が始まります。
この時点で、遅延損害金とは別に回収手数料を請求されます。
ここでもし支払い意思を示さないと、法的措置に進む可能性があります。
絶対に連絡を無視しないようにしましょう。
60日以上延滞が続くと、商品を没収される可能性があります。
ペイディを利用して購入した商品は、全額支払いが完了するまで、利用者には所有権がありません。
さらに、この時点で強制退会になる可能性があります。
強制退会になってしまうと、ペイディを今後永久に利用することができなくなります。
90日以上支払いを滞納すると、ペイディからの一括請求が行われます。
これは、分割払いの権利を失うことを意味し、すべての未払い金額を即座に支払う義務が生じます。
同時に、信用情報機関に事故情報として登録され、ブラックリストに載ることになります。
この影響により、今後のクレジットカードやローンの審査が非常に厳しくなり、他の金融サービスが利用できなくなる可能性があります。
最悪の場合、債権回収会社や弁護士を通じて、裁判所からの差し押さえといった法的措置が取られることもあり、財産や給与が差し押さえられるリスクも生じます。
ペイディApple専用枠を滞納する3つの重大リスク
ペイディApple専用枠を滞納するリスク①:さまざまな追加費用が発生する
ペイディを滞納することでペナルティーが発生し、負担額が増えてしまいます。
この罰金には主に3種類あるので、ここにまとめておきます。
ペイディ滞納の罰金3種類 | ||
---|---|---|
遅延損害金 | 遅延損害金 = 滞納金額 × 遅延損害金率 ÷ 365日 × 遅延日数 | |
回収手数料 | 請求書枚数 × 153円(税込) | |
債権保全費用 | 実費 |
1日でも滞納したら遅延損害金が発生!
遅延損害金は1日滞納するごとに加算されていきます。
最初は小さな額でも放置しておくと、とんでもない額に膨れ上がってしまうこともあるので注意しましょう。
具体的な計算方法ですが、遅延損害率は支払い方法や目的によって変動することになっています。
しかし、ほとんどの利用者にとって、遅延損害金率は最大でも14.6%以下になります。
ここでは最も多いケースを想定した以下の計算式をご紹介します。
遅延損害金 = 滞納金額 × 14.6% ÷ 365日 ×滞納日数
たとえば、50,000円を30日間滞納した場合、遅延損害金は以下のようになります。
遅延損害金 = 50,000円 × 14.6% ÷ 365日 × 30≈ 600円
これで概算することができます。
もしも遅延損害金の詳細な計算方法を知りたい場合は、ペイディの利用規約第10条(遅延損害金)をなるべく簡単に説明しているので確認してみてください。
利用規約第10条(遅延損害金)の概要はこちら!
- 顧客が支払いを遅延した場合、以下の年率を適用した遅延損害金を支払います。
- 分割払いの場合:年14.6% or 法定利率の低い方
- 一括払いの場合:年14.6%
- 営業目的の取引の場合:年20.0%
- ペイディが一括請求をした場合、残りの支払いに対し以下の年率を適用します。
- 分割払いの場合:法定利率
- 一括払いの場合:年14.6%
- 営業目的の取引の場合:年20.0%
ペイディを滞納しすぎると、莫大な債権保全費を負担することに!
遅延損害金と回収手数料についてはペイディを滞納したときの流れのなかで、説明してきました。
あまりにペイディの滞納が続いてしまうと、さらにそこへ債権保全費用が追加されます。
債権保全費用とは、債権回収にかかる全ての費用のことです。
具体的には以下のような費用が挙げられます。
- 債権回収会社への費用
ペイディが委託している債権回収会社への費用 - 訴訟費用
裁判手続きの手数料・ペイディが依頼した弁護士費用 - 強制執行費用
財産差し押さえ執行の手数料・執行官への費用
これらすべての費用をペイディを滞納した利用者が負担することになります。
債権保全費がかかるのは、ペイディを滞納する上で最悪のケースですので、必ずそのまえに対処しましょう。
迅速な振込が求められますが、手持ちに現金がないとき
ペイフルにご相談くださいませ。
ペイフルは東京都公安委員会の認可を受けています
ペイディApple専用枠を滞納するリスク②:ブラックリストに登録される
ペイディを長いあいだ滞納すると、分割払いの権利を剥奪され、一括請求されます。
その際に信用情報機関のブラックリストに登録されます。
信用情報機関とは、クレジットカードやローン契約の内容、支払い状況、滞納情報などを収集し、金融機関や貸金業者に対してこれらの情報を提供する機関です
ブラックリストに入ってしまうと、全額返済したとしても5年はその信用情報が保持されます。
ブラックリストに入ると、今後のクレジットカードの利用や新規ローン申請が制限されるなど、金融取引に大きな影響が出ます。
ペイディApple専用枠を滞納するリスク③:強制執行により財産差し押さえに
ペイディでの滞納が2カ月以上続くと、強制解約と一括請求が行われますが、支払いが行われない場合は法的手続きが開始されます。
まず、裁判所に訴訟が提起され、支払い命令や差押え命令が出されます。
この段階で支払わない場合、差押えに進むことになります。
- 給与の差押え:
手取り額の最大4分の1までが差し押さえられます。
手取りが44万円を超える場合は、33万円を超える部分全額が差し押さえ対象となります。 - 預金の差押え:
銀行口座にある預金も差し押さえの対象となり、指定された金額が強制的に回収されます。 - 不動産や動産の差押え:
不動産や車、貴金属なども差押え可能です。特に高価な資産は対象となりやすいです。
ペイディApple専用枠の滞納を防ぐための3つの対策
滞納を防ぐためには、事前に適切な対策を講じることが重要です。
以下の実践的なアドバイスを参考に、ペイディの利用時に注意を払いましょう。
ペイディApple専用枠の滞納を防ぐための対策①:支払い期限の徹底管理
ペイディは支払期日が変更になることがあります。
このような情報を見逃したまま利用してしまうと、意図せずペイディ滞納に繋がってしまいます。
特にApple製品を購入するときしかペイディを使わない人は注意が必要です。
1日でも遅れると遅延損害金が発生してしまいます。Apple製品は高価なので遅延損害金も高くなります。
月の始まりに一回程度は定期的にアプリやサイトで支払い期限を確認しましょう。
またカレンダーやリマインダーアプリに支払日を登録しておくことで、遅延を防ぐことができます。
管理が苦手という自覚があるなら、支払期日の1週間前にもリマインダーをセットしておきましょう。
ペイディApple専用枠の滞納を防ぐための対策②:予算管理と計画的な購入
ペイディは本人確認をするだけで利用できるお手軽な決済方法ですが、ペイディApple専用枠の限度額は25万~50万円と高額です。
なかでもiPhoneやMac Book Proのような高額商品を購入する際には、事前に予算をしっかり立て、無理のない範囲での購入を心がけることが重要です。
たとえば、家計簿アプリなどで毎月の収入と支出のバランスを見て、無理なく支払いができるかを確認してみましょう。
ペイディApple専用枠は、3回、6回、12回、24回、36回の分割払いを自由に選べます。
分割手数料がかからないので、支払い計画も立てやすいでしょう。
月あたりの負担がどの程度なら余裕をもって支払いができるかを必ず計算した上で、計画的なご利用をおすすめします。
ペイディApple専用枠の滞納を防ぐための対策③:支払いが難しい場合はすぐにペイディへ
支払いが難しいと感じた場合は、すぐにペイディに連絡し、支払いの延期や分割払いの相談を行うことが推奨されています。
早期に相談することで、遅延損害金を抑え、信用情報への影響も最小限に抑えることができます。
ペイディのカスタマーサポートはSMS・電話によるお問い合わせを受けつけています。
- ペイディのアカウントをお待ちのか方ーお電話によるお問い合わせページへ移動
- 「オンライン通話で問い合わせる」から通話開始
- 音声ガイダンスに移動したら「1」⇒「7」の順番に押す
- 支払いに関する相談を担当するオペレーターに繋がる※
※オペレーター対応は平日(月~金)の10時から18時です。
日中の電話は混雑しているので繋がりにくい傾向にあります。
その場合は以下のリンクからメールを送ることができます。
ペイディApple専用枠の滞納に関するよくある質問(FAQ)
- ペイディで滞納した場合、最初の支払い督促はいつ行われますか?
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支払い期限を過ぎると、すぐにメールや電話での督促が行われます。
さらに、支払いが行われない場合、書面による督促が続きます。
- 滞納が信用情報に影響を与えるまでの期間はどれくらいですか?
-
一般的に、60日以上の滞納が続くと、信用情報機関に報告され、信用スコアに影響を及ぼします。
この情報は最大で5年間保持されます。
- ペイディでの滞納が長期化した場合の最悪の結果は何ですか?
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最悪の場合、法的措置として財産差押えが行われる可能性があります。
これを防ぐためには、早急に支払いを行い、必要であれば専門家に相談することが重要です。
ペイディのApple専用枠を滞納することに関するまとめ
ペイディで滞納が発生すると、遅延損害金や信用情報への悪影響、さらには法的措置といった深刻なリスクが伴います。
特にiPhoneなどの高額なApple製品の購入後の滞納は、迅速な対応が求められます。
支払い期限を守ることが最も重要であり、万が一支払いが難しい場合には早めにペイフルに相談してみましょう
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